権利の章典
https://www.y-history.net/appendix/wh1001-077.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/権利の章典
https://en.wikipedia.org/wiki/Bill_of_Rights_1689
1689年、イギリス名誉革命において制定された、王権の制限、議会の権限を定めた重要文書。マグナ=カルタなどと並んでイギリスの基本法典の一つとなる。
名誉革命
1688年、イングランド議会がジェームズ2世を追放し、オランダからウィレムとメアリを迎え、二人は「権利の宣言」を受けいれてイングランド国王となった。
権利宣言
https://www.y-history.net/appendix/wh1001-074.html
1689年、イギリス議会が王権の制限、国民の諸権利などについて決議した。当時の哲学者ジョン・ロックの思想が深く関わっている。
名誉革命で即位したウィリアム3世・メアリ2世が受諾して、権利の章典として公布した。
章典は有効性を保ち続けており、イギリスの不文憲法における根本法となっている。
内容
イングランド国王の存在を絶対前提とし、国王といえども否定できない国民の権利の内容を確認した。
- 議会の同意を経ない法律の適用免除・執行停止の禁止。
- 議会の同意なき課税、平時の常備軍の禁止。
- 議会選挙の自由、議会内の発言の自由、国民の請願権の保障。
- 議会を召集すること。
- 国民の請願権、議会における議員の免責特権、人身の自由に関する諸規定。
- 王位継承者からカトリック教徒を排除すること。