カテゴリー: 歴史

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利子のつかない国の債務

特別の業務で生じた債務、予算を計上していなかった業務かその時点に支払われなかった業務で生じた債務、たとえば、陸海軍や軍需品調達部門が支出した臨時費の一部、外国の国王に対する補助金の未払い部分、船員給与の未払い部分が通常、…
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国債の発行

政府は必要に迫られているので、ほとんどの場合、貸し手にとってきわめて有利な条件で資金を借り入れる。 当初の貸し手に発行する債券は自由に譲渡でき、政府の司法制度は幅広く信頼されているので、市場で当初の払い込み額より高く売れ…
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外国製品に対する物品税の効果

税金のために価格が上昇したのが外国商品であれば、同じ種類の国産品が国内市場である程度有利になり、その商品を生産する国内産業で生産が増える可能性がある。 外国商品の価格が上昇した結果、国内産業の一部門が刺激を受ける場合もあ…
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生産者は税金を負担しない

国富論第五編第二章第二節第四項その2 消費財に対する税金 独占価格によって通常の利益よりも高い利益率を獲得していた生産者又は地主は、新たに税金をかけることによって、資本の利益又は地代が低下し、通常の利益や地代に近づく。 …
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日本の歴史#1

日本国、アジア唯一のG7に参加する先進国である しかし、我が国が現在おかれている状況は、アダム・スミスがよくいう「自然」に発展してきた場合を考えると「豊か」といえるのだろうか? あくまでその他の国、とくに欧米と比較して「…
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巨大な宗教組織の崩壊

ヨーロッパの大部分で10世紀から、11世紀、12世紀に、13世紀にかけて、そしてその前後のかなりの期間にわたって続いていた状況では、ローマ教会は、政府の権威と安全に対して、さらには政府が保護する力をもたないかぎり開花でき…
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十字軍

カトリック教会の分裂(大シスマ) 395年、テオドシウス1世の死によってローマ帝国が最終的に分裂した後、西ローマ帝国の傭兵隊長、ゲルマン人のオドアケルは、476年クーデターによって、皇帝ロムルス・アウグストゥルスを追放、…
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終身雇用制度の根本的な弊害

文明社会では、大部分の人は単純で変化のない仕事しかしていないが、社会全体でみれば、仕事の種類が無限といえるほど多い。 多種多様な仕事があるので、自分は決まった仕事についておらず、他人の仕事を調べるのが好きで、その暇が十分…
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日本人のリテラシーの欠如

アダムスミスは分業から導いているが、ルールどおりに言われたことだけを無難にこなしていく現代の日本人に通じるところがある 分業が進むとともに、労働で生活している人、つまり大部分の人の仕事は、ごく少数の単純作業に限定されるよ…
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楽譜が読めない

体験レッスンで「楽譜が読めない人でも大丈夫」というセールス文句がある。 ちょっと待て! 小中学校の義務教育で、五線譜の見方(ト音記号、ヘ音記号、リズム)、鍵盤の位置、シャープ、フラットの意味くらい習わなかっただろうか? …
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