カテゴリー: 国富論ブログ

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外国製品に対する物品税の効果

税金のために価格が上昇したのが外国商品であれば、同じ種類の国産品が国内市場である程度有利になり、その商品を生産する国内産業で生産が増える可能性がある。 外国商品の価格が上昇した結果、国内産業の一部門が刺激を受ける場合もあ…
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生産者は税金を負担しない

国富論第五編第二章第二節第四項その2 消費財に対する税金 独占価格によって通常の利益よりも高い利益率を獲得していた生産者又は地主は、新たに税金をかけることによって、資本の利益又は地代が低下し、通常の利益や地代に近づく。 …
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家賃収入にかかる税金

税金のことを考える場合、その税を負担する者と実際に支払う者が誰か、そしてその収入は何かを明確にしないとチンプンカンプンになる。 税金の負担者と支払い者が同一の場合、税金が生じる収入とその収入を生じる源泉は、直接の課税対象…
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土地生産物にかかる税金

土地生産物に対する税金は、実際には地代に対する税金である。 直接には農業経営者が納税する場合でも、最終的には地主が負担する。農業経営者は、生産物のある部分を税金として支払わなければならない場合、税金部分の価値が平均して年…
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日本の歴史#1

日本国、アジア唯一のG7に参加する先進国である しかし、我が国が現在おかれている状況は、アダム・スミスがよくいう「自然」に発展してきた場合を考えると「豊か」といえるのだろうか? あくまでその他の国、とくに欧米と比較して「…
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巨大な宗教組織の崩壊

ヨーロッパの大部分で10世紀から、11世紀、12世紀に、13世紀にかけて、そしてその前後のかなりの期間にわたって続いていた状況では、ローマ教会は、政府の権威と安全に対して、さらには政府が保護する力をもたないかぎり開花でき…
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十字軍

カトリック教会の分裂(大シスマ) 395年、テオドシウス1世の死によってローマ帝国が最終的に分裂した後、西ローマ帝国の傭兵隊長、ゲルマン人のオドアケルは、476年クーデターによって、皇帝ロムルス・アウグストゥルスを追放、…
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利益の追求が世界平和につながる

奴隷の生産性は低い 植民地をもつことはコスパが悪い 人間が本来もっている知恵と欲望によって差別のない平等な社会が実現する 「賢い人間」と「賢い行動をする人間」は異なる 賢い人間が賢い行動をするとはかぎらない また、賢い人…
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義務教育のあり方

アダムスミスはいう 国による義務づけでは、国民のほぼ全員に基礎教育を受けるよう義務づけるために、これらの分野の試験に合格した後でなければ、同業組合の組合員になることも農村や都市で営業許可を得ることもできないと規定する方法…
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終身雇用制度の根本的な弊害

文明社会では、大部分の人は単純で変化のない仕事しかしていないが、社会全体でみれば、仕事の種類が無限といえるほど多い。 多種多様な仕事があるので、自分は決まった仕事についておらず、他人の仕事を調べるのが好きで、その暇が十分…
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