わかりにくい「基調的な物価上昇率」

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わかりにくい「基調的な物価上昇率」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK26ELJ0W4A420C2000000

3段階の「上昇圧力」

円安は、まずは輸入物価を押し上げ、国内で価格転嫁が進むにつれ、消費者物価に上昇圧力をかける。日銀が「第1の力」と呼ぶものだ。

次に、この物価高の圧力が賃金上昇に波及すれば、国内需要に根ざす「第2の力」が働き始める。

やがて賃上げが今度は物価を押し上げ、賃金上昇を伴う緩やかな物価上昇が自己回転する「好循環」につながる。

このメカニズムによって動くのが、基調的な物価上昇率だ。

円安と利上げ

円安が金融政策を動かすとすれば、そんな回りくどい道のりになる。「円安が進んでいるせいで消費者の生活が大変だから、物価高を止めるために利上げをする」と言っているわけではない。

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