マルチモーダル
生成AIの開発企業の間では、文章に加えて画像や音声、動画など様々な形式のデータを扱う「マルチモーダル」と呼ぶ技術への注目が高まっている。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0560M0V00C24A3000000/
生成AIはモバイル端末の姿を一変させる可能性もある。チャットGPTなどの対話型AIは音声による操作に適しており、従来のスマホでユーザーインターフェース(UI)の中核を担ってきたディスプレーやタッチパネルの役割は低下するためだ。
生成AIがもたらすディスラプション(創造的破壊)をチャンスと捉え、モバイル端末の分野でも新たなプレーヤーがうごめき始めた。アップルは創業者のスティーブ・ジョブズ氏が生み出したiPhoneを刷新するような機能で対抗できるか。技術革新の底力が問われている。
後発でありながら、新たなビジネスモデルを打ち立てて先行企業を市場からはじき出す手法はアップルの得意芸だ。07年発売の「iPhone」でもスマートフォン参入はライバルに10年以上遅れたものの、アプリ配信を軸とするエコシステム(経済圏)を構築して一気に市場を席巻した。生成AIに関しても技術の成熟を待っていた側面がある。