WIkipedia『古代ローマの時代』

「古代ローマでは併合したギリシアの音楽の影響を受けていたとされるが、楽譜は伝わっておらず、実態は不明である。」

ローマにはギリシャの音楽教育にあたるものはなかった。

それでも、ローマ人はギリシャ人と比較して、公私の両面で道徳心が少なくとも同等であり、全体としてはるかに優れていたようだ。

私生活での道徳が優れていたことは、ギリシャにもローマにも精通していた歴史家のポリュピオス(紀元前1世紀)とハリカルナッソスのディオニュイシオス(紀元前1世紀)が書き記している。

公共道徳が優れていたことは、ギリシャとローマの歴史の全体から読み取れる。

自由人の公共道徳では、党派争いで節度を保つことがもっとも重要だと思える。

ギリシャでは党派対立はほとんどかならず暴力と流血を伴う争いになったが、ローマでは紀元前二世紀のグラックス兄弟の時代まで、党派争いで流血の事態になることはなかったし、・・・略。

したがって、プラトン、アリストテレス、ポリュピオスが権威ある主張をしているし、モンテスキューが見事な論理でその権威を支えているが、ギリシャの音楽教育は、道徳心を高めるうえで大きな効果をもたなかった可能性が高い。

音楽教育を受けなかったローマ人の全般に、道徳心が優れていたからである。

プラトンらの古代の賢人は祖先から受け継いできた制度を大切にしていたので、おそらくは社会のごく初期から文明がかなり発達した当時まで、中断なく続いてきた古い習慣に過ぎないものを、政治的な英知によるものだと考えようとしたのだろう。

国富論第五編第一章第三節第二項青少年教育のための機関の経営

国富論の言いたいことは

「ローマは音楽教育がなかったが発展した」

いや、

「ローマは音楽教育がなかったから発展した」

大英帝国、アメリカ合衆国、これまで芸術分野で際立った実績はあったのだろうか。

貴族がパトロンになって芸術分野を支援した、国家の政策として音楽教育に力を入れた、というような話はあったのだろうか。

(アメリカには、ミュージカルという実績が一応あるが・・・・)


ギリシャの音楽教育は、道徳心を高めるうえで大きな効果をもたなかった可能性が高い。」

小さい頃のピアノのレッスン

「音楽で豊かな心を育てましょう」

怪しい気がしてくる


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