カテゴリー: 書籍

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国債の期間

国債といえば、10年や20年など償還まで長期の期間を要するのが普通である。 しかし、元々はそれほど長くはなく、徐々に延長されていったようだ。 いまと違って永久債務がそれほど一般的ではなく、新税の大部分は4年、5年、6年、…
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国債の担保

政府が国債を発行し銀行に引き受けさせるには、「税収」という担保が必要だった。 イギリスでは毎年の土地税と麦芽税はつねに見込み債務の担保にされており、これらの税を規定する法律にかならず借り入れ条項が設けられている。 イング…
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国債の始まり

倹約をしない金持ちは、生活必需品を購入した後の余った資金は、贅沢品や装飾品の購入に使うか、贅沢なもてなしや見栄を張った施しに使っていた。 このような金持ちは財産を食いつぶし、いずれ破滅するのが通常である。 倹約する金持ち…
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イギリス、インド、清国の三角貿易

https://ja.wikipedia.org/wiki/三角貿易 茶・アヘン・綿織物の三角貿易 三角形の頂点にあたる地域は、イギリス・インド・清の3つの国であり、実態は為替取引を介したイギリス東インド会社による中継貿…
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外国人資本の商業活動

外国人の資本によっても、自国民の資本による場合と同じように、余った生産物を国内に需要のある何かと交換するので、余った生産物が価値を持つようになる。 余った生産物を生産した人が資本を回収できるようにする点でも、その人が事業…
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生産的労働の価値

資本は量が同じでも、四種類の用途のどれに使われるかによって、直接に雇用する生産的労働の量が大きく違い、社会の土地と労働による年間生産物の価値を増やす割合も、大きく違う。 国富論第二編第五章 資本のさまざまな用途 資本の四…
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法貨の意義

法律によって1シリングを1ギニーの法貨とすることは可能だ。 裁判所がこの法律にしたがって、法貨によって返済したとする債務者の主張を認めるからである。 だが、どのような法律によっても、商品を販売する者に対して、1シリングに…
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為替

ドル円、ユーロ円など、日本円がの米ドルやヨーロッパのユーロとの交換比率を「為替相場」という。 この為替という言葉、「為替手形」の仕組みを考えるとわかりやすい。 つまり、貿易など海外取引において自国通貨で支払いする場合、自…
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ホームズのストラディヴァリウス

金貨や銀貨は、流通するにつれ摩耗してその貴金属の含有量が減少する。 しかしアダム・スミスの時代は本位制であるから、金貨や銀貨という通貨の方が紙幣や手形よりも信頼性は高買ったのだろう。 本位制では、紙幣の発行量が増えると銀…
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通貨、紙幣、銀行券、手形

通貨とは、国内の商業取引において、額面に等しい金額の支払いとして必ず受け取らなければならない強制力をもつ「法貨」をいう。 紙幣または銀行券は、発行した銀行に持ち込めば直ちに同額の通貨(銀貨または銀貨)と交換できるという持…
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