カテゴリー: 資本論ブログ

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物の価値の比率=理解するのが難しい件

上衣の如き商品種類が、リンネルの如き他の商品種類に対して等価の役割の役をつとめるとしても、随って、リンネルと直接に交換され得る形態に在るという特殊の性質が上衣に与えられるとしても、上衣とリンネルとの交換され得べき比率は、…
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昔の国語の方がイメージが湧く件

マルクスの資本論第一巻第一冊に次の件がある。 「商品は最初、一の二重物として、即ち使用価値及び交換価値として、我々の目に映じた。」高畠素之訳、改造社版 1928年 「最初に、商品は、二面的なものとして、すなわち使用価値及…
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資本主義経済はわらしべ長者

わらしべ長者の話 最初に持っていたただの麦わらから、物物交換していくうちに、大金持ちになったという話 ところで、資本主義の基本は分業による物物交換である。 そう考えると、わらしべ長者はただのファンタジーではなく、資本主義…
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商品=交換できる物=使用価値

物は使用価値がなければ交換できない。 わらしべ君のように交換できなければ、生活するために必要な「物」を手に入れることはできない。 あらゆる「物」と呼ばれるものうち、交換できるものが「商品」であって、それは使用価値がなけれ…
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労働だけでは商品はできない

使用価値である上着、リンネルなど、要するに商品体は、二つの要素の、すなわち自然素材と労働との、結合物である。 資本論(一) 商品の二因子、即ち使用価値と価値(価値の実体と価値の大小)

三角形と労働

交換経済における物の価値は、三斜法に例えられた。 では、物の価値を測定にあたって、三斜法の「三角形」に相当するものは、具体的に何か? そこで、これらの労働生産物に残っているものを考察しよう。 これらのものが表しているのは…
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物の価値は「三斜法」で測る

物々交換する場合は、お互いにとって、物の価値(ここでは使用価値)は同じか、それ以上であろう。 そうでなければ、交換するに値しない。 それらの物の交換比率がどうであろうとも、この比率は、常に、ある与えられた分量の小麦がどれ…
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