ギリシャ語すごいぜ#6ー アクセントの制限規則っていったい!?

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ギリシャ語すごいぜ#6ー アクセントの制限規則っていったい!?

ギリシャ語すごいぜ、いや、ギリシャ語すごく難しいぜ!

名詞の格変化によるアクセント移動!?

これまでそんな勉強したことない、というか

たとえあったとしても、

初学者にいきなり?

と思いつつ、堀川先生の本ですので、おそらく進める上で必要不可欠なテーマなんでしょう。

※ P53、囲み記事ではの「制限規則」

  • 「ギリシャ語の単語は、この規則で許された範囲内にしかアクセントを持つことができない」
  • 「単数主格のアクセントを保とうとする」( ´∀`)

名詞の格変化第一、第二に入ったところでとりあえずわかる範囲で頭の整理

(1) 単数・主格のアクセントの位置によるパターン

制限規則(1) 鋭アクセントは語末から3音節以内であればどこにでも付くことができる。ただし、語末音節の母音が長母音や二重母音の時は、語末から3音節目に付くことはできない

①「語頭」又は「後末から3音節目」に「鋭アクセント」

②「後末から2音節目」に「曲アクセント」

→ 単数主格・対格、複数主格、以外のアクセントの位置が右へ移動する

制限規則(2) 曲アクセントは、語末から2音節目以内に付くことができる。ただし、語末音節の母音が長母音や二重母音の時には語末から2音節目に付くことはできない(後末の長母音・二重母音に曲アクセントが付く)

制限規則(3) 語末の2音節の母音が、それぞれ長母音+短母音、又は、二重母音+短母音の組み合わせの時は、語末から2音節目にアクセントをつけたい場合は曲アクセントになる。

③「後末」に「鋭アクセント」

属格と与格の「鋭アクセント」が「曲アクセント」に変化する

④「後末から2音節目」の「鋭アクセント」が「長母音」「二重母音」

複数・主格だけ、「鋭アクセント」が「曲アクセント」に変化する

(2) 後節語と前節後によるパターン

① 後節語(定冠詞、前置詞など)にはアクセントがない

② 前節語(”εστιν”など)は、前の語に「アクセントの受け渡し」

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