商品=交換できる物=使用価値

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商品=交換できる物=使用価値

物は使用価値がなければ交換できない。

わらしべ君のように交換できなければ、生活するために必要な「物」を手に入れることはできない。

あらゆる「物」と呼ばれるものうち、交換できるものが「商品」であって、それは使用価値がなければ、誰も交換してくれない。

中世の農民は、封建領主のために年貢の穀物を生産し、僧侶のために十分の一税の穀物を生産した。

しかし、年貢穀物も十分の一税穀物も、それらが他人のために生産されたということによっては、商品にはならなかった。

商品になるためには、生産物は、それが使用価値として役立つ他人の手に、交換を通して移さなければならない資本論(一) 商品の二因子、即ち使用価値と価値(価値の実体と価値の大小)(エンゲルス)

最後に、どんな物も、使用対象〔フランス語版では「有用物」〕であることなしには、価値ではあり得ない。

物が無用であれば、それに含まれている労働もまた無用であり、労働としては数えられず、したがって何らの価値もない。資本論(一) 商品の二因子、即ち使用価値と価値(価値の実体と価値の大小)

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