ギリシャ語すごいぜ #13 ここまでまとめ
堀川先生の教科書では、第25課の「数詞」までが「名詞、形容詞」関係のようだ
第26課「動詞の未来形」からは、完了形やアオリストなどの「時制」や、接続法、希求法などの「法」に入る
名詞、形容詞については、変化形が大きく分けて三つ、第1変化から第3変化まである
堀川教科書では、比較的わかりやすい名詞の第2変化からはじめて、名詞の第1変化
引き続き、形容詞の第1変化、第2変化を勉強した
そして、変化のパターンが多種多様にわたる名詞の第3変化、形容詞の第3変化と続く
この過程の中で、変化のパターンを類型化しながらできるだけ覚えやすいように誘導して進められている。
名詞の変化パターンを形容詞の変化パターンに応用していくのだが、
しかし古代の綴りから「音韻融合」や「子音消失」や、他の格を「代用」するなど、類型化の例外も多い。
まず、第1、第2変化形では一定であった「語幹」が、第三変化では一定ではなく「揺れる」
これが厄介なので、ある単語を辞書で引く場合、「語幹が揺れて、主格の綴りから変化した可能性」を頭に入れておく必要がある
また、語幹が子音で終わって、語尾の母音に挟まれると、その子音が「消失」する場合がある(ντ、τ、σなど)
その結果、母音が重なると、「母音融合」を起こす。
そうすると、変化形のパターンから「何格なのか」わからなくなることがあり、文脈から想定するしかなくなる。
この傾向は、ラテン語や他のヨーロッパ言語にも通じるのではないだろうか
とはいえ語学は、ギリシャ語に限らず覚えるしかないのだが、慣れてくればある程度の傾向は掴めるかもしれない