ギリシャ語すごいぜ#7ー “今、明らかになる “τ”と”θ”、”π”と”φ”
“τ”と”θ”、”π”と”φ”
この4つの子音、理系の皆さまにはお馴染みの「記号」
カタカナで書くと
“τ”は、タウなのでタ行、”θ”は・・・シータなのでサ行?
“π”はパイなのでパ行、”φ”は・・・・ファイなのでファ行?そんなものはないのでハ行???
うーん、なんか違う “θ”はサ行よりタ行、”φ”はハ行よりパ行に近い気がする
というのも、英語で書けば、tとth、pとphになる
“th”と”ph”は、”t”や”p”の「帯気音」という子音らしい
この微妙な違いは、前置詞の課の子音省略の中で明確になる
(ゴミではない)逆アポストロフィには、母音の前に”h”の発音が隠れているよーという意味だ
そういうことなんで、なんと
前置詞の母音が省略されるだけでなく
語尾の子音が「帯気音」に変化しているではないか!
帯気音 = 空気を帯びて
tやpにつづけて、hを意識して発音するのだ
ピーやティーの後に続けて、息を出すハ行の音を出すということなのだろうけど
ティヒ?ピヒ?(いやいや違うだろう・・・オレ無理)
なので、ここは割り切ってカタカナではこう書くことにします
“θ”は、タ、ティ、トゥ、テ、ト(歯に舌を挟んで, “th”のカタカナ表記わからないので)
“φ”は、ファ、フィ、フ、フェ、フォ(”f”の書き方だけど、上の歯で下唇を噛まずに”ph”で)
しかし、子音省略によって、前置詞のアルファベットが変化するとはね
ついでに同じ課で謎記号”ξ”(クシー)も現れました。
続く単語の語頭にサ行があるのがいまいちピンとこないけど
発音しやすいし、わかりやすいのかもしれない、やっぱり
ギリシャ語すごいぜ!
6月19日追記
私個人的に、
“φ”は、”π”(パイ、P)と区別するために、“プハ“、”プヒ“、”プフ、”、”プヘ“、”プホ“
“θ”も、”τ”(ティー、T)と区別するために、“タハ“、”ティヒ”、”トゥフ”、”テヘ”、”トホ”
面倒ですね。でもこの表記がギリシャ語の発音に一番近いと思うのですが。