ベートーヴェンはロックだ
音楽の三要素「リズム」「メロディ」「ハーモニー」
※ただし、ジャズにはハーモニーを無視した「モードジャズ」や、古い教会音楽(メロディのみ)というのもあったりする。
音楽のジャンルはこのうち「何を重視しているのか」によって分けられるようだ。
ブルース、ロック、R&B、ヒップホップのようなジャンルは、メロディ・ハーモニーよりリズム重視だろう。
たしかにベートーヴェンの楽曲にもその傾向があるように思える。
その後のロマン派以降になるとメロディ・ハーモニーが重視されるようになった。
そして、ドビュッシーのような「感性」を重視した印象派音楽。
そして現代音楽へとつながるのではないか。
久石譲は単純なメロディを延々と続けるミニマルミュージックの立場。
バイオリンの葉加瀬太郎も、作曲するときは最初は複雑になるけど、そこから余計なものを省いていくと言っていた。
サティの「ジムノペディ」とベートヴェンのピアノソナタの楽譜を見比べると、その音符の数の違いが象徴的と思える。