フランス王国
フランス王国の建国は987年、カペー朝にはじまる。
「フランス王国」の名も「フランク王国」の発音が変化したものである。
また、西フランク王国とフランス王国は同一の王国を指す歴史学上の別名であり、一般にはユーグ・カペーが西フランク王に即位した987年以降の西フランク王国を指して「フランス王国」と呼び、それ以前のフランス王国を指して西フランク王国と呼ぶ。
ロベール家
西フランク王国のカロリング朝後期の9世紀末から三度王位に就き、987年、ユーグ・カペーがフランスのカペー朝を開いた家系。以後のヴァロワ朝・ブルボン朝にも血脈を繋いでいるので、フランス革命期とナポレオン時代とを除いたルイ・フィリップまで、千年近くフランスの王権を握った。また2022年現在、傍流としてスペイン王やルクセンブルク大公における君主権を握っている。
ユーグ・カペー
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ユーグ・カペー
https://www.y-history.net/appendix/wh0601-097.html
カペー時代のロベール家の所領は現在のイル=ド=フランス(現在のパリ付近)とオルレアン地方だけだった。
カペーはノルマン人の侵攻を撃退したことで名声を上げていた。987年にルイ5世が崩御し、西フランク王国のカロリング朝が途絶えた時、有力諸侯からロベール家のユーグ=カペーが王位に選出された。
またこの時から西フランクはフランス王国と言われるようになる。