競争と格差

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競争と格差

国富論を読んでいると、競争によって利益が平準化され、その技能や努力に応じた通常の利益が得られるように読める

つまり、競争によって利益が得られなければ、ほかの業種に資本や労働を移転するということによってみんなその業種や分野で平均的な利益が得られるという

今の日本社会は企業も労働者も競争を避けることによって、逆に格差が広がっているような気がしてきた

競争を避けることによって企業も労働者もより有利な利益を得られる業種に労働力や資本を移転させない力がはてらいていないか

正当な利益を得られているのだろうか

一部の知識とやる気と勇気を持つ者だけが、労働を移転しない者が平均的利益をとり損ねた分を横取りして、平均以上の利益を、獲得しているのではないか

100の利益を得られるはずなのに、みんなで90の利益で我慢する同調圧力

とり損ねた10の利益をまとめて獲得する者がいれば、それは格差が広かったように見えるのはしょうがない

しかも、その10の横取りをした者の中には、単に日本社会の法律と制度の結果であって、当然の結果としてとくに意識してない者もいるみたい。

しかし、それは、神の手による資本主義の原理を正確に反映してるわけではないでしょう